
「災害時いざという時に役立つ」をコンセプトに、高齢者、障がい者、乳幼児、外国人等の要配慮者が適切に救済されるために自らの情報を記載できる [手帳]を作りました。この手帳の機能を主体とし、[災害時に役立つ豆知識]や[ペンがなくても書けるメモ帳]、[タック紙]などを備えた多機能型手帳です。
防犯防災総合展2020オンラインに出展中
[災害時]身守りま帳は、2020年10月29日(木)~10月30日(金)にインテックス大阪で開催される防犯防災総合展2020のオンライン展示会に出展します。オンライン展示会の会期は10月8日(木)~11月20日(金)で、現在公開中です。この展示会には、公益財団法人広島産業振興センターからの見本市等出展助成金を受けて出展しています。[災害時]身守りま帳の紹介動画

身守りま帳は、要配慮者が適切に救助されるために自らの情報を記載できる[手帳]です。
身守りま帳
単なる個人手帳だけでなく、デジタル通信機が使用できない状況となった場合を想定し、紙による「メモ」や「書置き」などのアナログな「情報の伝達」ができるよう、災害時に役立つ情報をまとめた自助と互助のための多機能手帳です。
要配慮者とは、高齢者、障がい者、乳幼児等の防災施策において特に配慮を要する方(要配慮者)のうち、災害発生時の避難等に特に支援を要する方のことをいいます。

身守りま帳のご紹介
- 家族写真
- 写真を貼ることで身分の証明や家族(ペット)と離れてしまったときに写真を見せることができます
- 要配慮者の情報
- 氏名や住所などの基本情報に加え、アレルギーや病歴など、救済時に配慮してもらいたい情報を書きます
- 緊急連絡先
- 最大8名の連絡先が記入できます。家族と連絡がつながらなくなった時を考え、親戚や知人などの連絡先が書けます
- お薬手帳貼り付け欄
- 避難時にお薬手帳を持ち出せなかった場合を考えて、お薬手帳のコピーを貼り付けられます
その他の機能
- ひっかきメモ
- ペンがなくても書けるメモ帳です。メモ紙を2枚重ねた状態で、爪などのとがったもので引っ掻くと、メモ紙の2枚目(下側)に筆圧で文字が写ります。
- 多目的シール
- 伝言メモを書いて壁に貼ったり、避難所で配慮してほしいことなどを書いて体に貼ることができます
身守りま帳と要配慮者の救済
2011年の東日本大震災で亡くなられた方の内、56.35%が65歳以上の高齢者であったと言われています。また、被害にあった被災住民の内、障がい者が健常者と比較して2.5倍であったことなどから、要配慮者の避難が困難であることが災害対策の課題となっています。(数値は平成24年8月31日時点)
このような状況にもかかわらず、プライバシー保護の観点から被災者の個人情報が開示されず、救助の妨げとなっているケースがあるといいます。
そこで、要配慮者が第三者の救助を受ける際に的確な処置してもらえるよう、要配慮者が自分にとって適切なSOS(情報)を発信できるよう「身守りま帳」を企画しました。
こんな時に役に立つ!
- 避難中迷子になってしまった、どこへ行けばいいかわからない
- いつも飲んでいる薬の名前が思い出せない。アレルギーについて説明したい
- 支援が必要なことを伝えたい
- 緊急時に連絡する電話番号を覚えていない
