原爆ドームの歴史をテーマとした、Peace Open Card Vol.1の発売から6年目の2020年4月にテーマを「原爆体験の継承」としたVol.2が完成しました。Vol.1同様、 DM(通知書)などでよく使われる二つ折りに接着したカード(圧着カード)に折り鶴再生紙を貼り合わせたポストカードです。
Vol.2では、より「読み物としてのポストカード」として、語り部さんのお話を盛り込みました。年々減少していく被爆体験の「語り部」さんの問題解決をなんとか弊社でお手伝いできないかと考え、企画しました。ご縁あって、語り部の川野登美子さんにご協力をいただき、 Peace Open Card Vol.2を制作に至りました。
宛名面には、川野さんの語り動画にアクセスできるQRコードもついており、幅広い方々に見て、聴いていただけるポストカードです。
このポストカードの売り上げは、製造原価を除き川野さんのPEACE MINDS HIROSHIMAへ寄付します。
<パッケージの内容>
- 原爆の子の像 6年竹組の仲間たち 2枚
- 川野登美子さんのお母様35歳の時の手記 1枚
- 川野登美子さんのお母様83歳の時の手記 1枚
- セット内容説明文(圧着カードは一度開封すると再接着できないため、中面の内容が読めるように説明文をつけています)
語り部 川野 登美子(Kawano Tomiko)
1942(昭和17)年広島市中区堀川町に生まれる。3歳の時に疎開先の牛田町の自宅で被爆する。原爆で長兄を、次兄をがんで亡くした。幟町小学校2年、佐々木禎子さんと同じクラスになる。禎子さんの死をきっかけにクラスで募金活動を始め、「原爆の子の像」建立に携わる。1995(平成7)年より語り部として活動を始め、今に至る。
原爆の子の像に捧げられた折り鶴再生紙を使ったノートを世界中の子どもに届けるプロジェクトPEACE MINDS HIROSHIMAを起ち上げ、代表として活動を続けている。
<PEACE MINDS HIROSHIMA> https://pm-hiroshima.com/
(寄付はこちら)<原爆の子の像 6年竹組の仲間たち> https://genbakunokonozou.com/
期間限定公式オンラインショップで販売中
2022年8月31日までの期間限定で、オンラインショップで販売しています。コロナ禍で販売店へお越し頂けない方も、こちらからご購入いただけます。
朝日新聞にヒロシマの記憶Vol.2が掲載されました
朝日新聞(2021年8月6日)「声」のコーナーに「ヒロシマの記憶Vol.2」に関する投稿が掲載されました。投稿者は、広島県在住で「ヒロシマの記憶Vol.2」をご購入いただいた方です。
被爆者体験の継承を憂い、ご自身の知人方にVol.2を20枚ほど送って頂いたという内容でした。
ヒロシマの記憶は、被爆体験を広く発信するために弊社で企画・製作したものです。実際にご購入いただいたお客様が平和への願いを込め、お配りいただいたことが分かり、大変うれしく思います。
Peace Open Card Vol.2は平和記念公園レストハウスで販売中です。ぜひ、平和記念公園を訪れた際にお手にとってご覧ください。